夏はそれほど食べたくなかったのに、涼しくなったとたん、甘いものが頭から離れなくなる。
毎年この時期に、同じことをくり返していませんか。私もそうでした。そして秋になるたび「夏は我慢できたのに、どうして」と、自分を責めていました。
でも、これには季節の側の事情があります。日が短くなること、気温が下がること。どちらも、私たちの体と気分に関わっていると言われています。
気合いで乗り切ろうとすると、たいてい11月あたりで崩れます。 私が変わったのは、秋を「がんばる季節」ではなく「準備しておく季節」だと考えるようになってからでした。
この記事では、秋に甘いものが欲しくなる理由と、私が毎年この時期にしている備えをお伝えします。読み終わるころには、これからの数ヶ月が、少し気楽に思えているはずです。
秋に甘いものが欲しくなるのは、季節のせい
よく言われているのが、日照時間の影響です。
秋から冬にかけて、日が短くなります。日光を浴びる時間が減ると、気分の安定に関わる体内の働きが変わると言われていて、その反動で甘いものを求めやすくなる、という説明をよく見かけます。
もうひとつは、気温です。寒くなると体は熱を作ろうとするので、手早くエネルギーになるものを欲しがります。甘いものは、そのいちばん分かりやすい形です。
そして秋の食べもの。さつまいも、栗、かぼちゃ。この時期は、もともと甘いものが店先に並びます。目に入れば、食べたくなって当然です。
つまり、意志の問題ではありません。 毎年同じ時期に同じことが起きているなら、それはもう性格ではなく、季節の行事です。
「がんばる」で乗り切ろうとすると失敗する
私が以前やっていたのは、秋に決意することでした。
「今年こそ食べすぎない」と決めて、最初の2週間はうまくいきます。でも日が短くなるにつれて、だんだん苦しくなる。そして11月あたりで一度崩れて、そこから年末年始まで流れていく。毎年これでした。
うまくいかなかった理由は、はっきりしています。いちばんつらい季節に、いちばん高い目標を立てていたからです。
寒くて、暗くて、おいしいものが並ぶ時期。 そこに我慢を重ねれば、続かないのは当たり前でした。
秋にすることは「決意」ではなく「準備」
今は、考え方を変えました。秋は欲しくなることを前提にして、先に用意しておく季節です。
食べたくなってから何とかしようとすると、たいてい間に合いません。手を伸ばした先に何があるか——それを先に決めておくほうが、ずっと確実です。
1. 干し芋を作る回数が、自然と増える
意識して備えているというより、気づいたら干し芋を作る回数が増えている、というのが正直なところです。
さつまいもがおいしくなる時期ですし、涼しくなると甘いものが欲しくなる。その両方が重なって、秋から冬は仕込む回数が増えます。
お腹が空いたとき、私がよく食べるのは干し芋か焼き芋です。 家にあれば、それを食べます。「甘いものを我慢しよう」と考える場面が、そもそも来ません。
「食べない」と決めるより、「これを食べる」と決まっているほうが楽です。
2. 朝の20分、外に出る
秋になると、私の場合は朝のリズムが戻ってきます。
夏のあいだは暑くてできなかったのですが、涼しくなると、起きてから20分ほどランニングやウォーキングに出る習慣が自然と復活します。
結果として、朝日を浴びる時間が増えます。 甘いもの対策としてやっているわけではないのですが、日照時間が関係していると言われているのを知ってから、この習慣は秋こそ大事かもしれないと思うようになりました。
続けるつもりでやっているのではなく、涼しいからできている。 そのくらいの軽さが、ちょうどいいのだと思います。
3. 朝と寝る前に、白湯を飲む
私は朝と、寝る前に白湯を飲みます。
これも甘いもののためではなく、ただの習慣です。ただ、温かいものを飲むと、それだけで少し満たされる感じはあります。
甘いものが欲しくなったときにも、先に温かいものを飲んでみると、そこまで食べたくなかった日があることに気づきます。飲んでも食べたいなら、そのときは食べます。
決める前に、ひと呼吸置く。 それだけのことですが、意外と効きます。
それでも食べてしまう日はある
念のためお伝えしておくと、私も秋から冬は、夏より食べています。
寒くなれば体はエネルギーを欲しがるので、それに逆らうつもりはありません。大事なのは量が増えたこと自体ではなく、そこで自分を責めないことだと思っています。
責めると、次の日に反動が来ます。「今日は食べた、それだけ」で終わらせるほうが、結果的に春まで続きます。
体の変化が重なる年代の方へ
正直にお伝えしておくと、私は35歳で、まだ更年期の年代ではありません。
だから「その時期の体はこうです」と語ることはできません。私に言えるのは、白砂糖をやめて、食を整えてきた側からの話だけです。
それでも、この記事を書いているのは、秋から冬にかけての甘いものとの付き合い方は、年代にかかわらず同じ悩みだと思うからです。むしろ、体の変化が重なる時期には、その場で我慢するより、先に整えておくという考え方が役に立つのではないかと思っています。
ただし、気になる症状があるときは、自己判断せずに婦人科などで相談してください。 食事の工夫は、あくまでその手前の話です。ここを飛ばさないでほしいと思っています。
まとめ
- 秋に甘いものが欲しくなるのは、日照時間・気温・旬の食べものが重なるから
- 意志が弱いのではなく、毎年起きる季節の出来事
- いちばんつらい季節に高い目標を立てると、11月あたりで崩れる
- 秋にするのは決意ではなく準備。手を伸ばす先を決めておく
- 朝の20分、外に出る。 朝と寝る前に白湯を飲む
- 食べた日は、責めずにそれで終わりにする
毎年同じ時期に同じことが起きるなら、それは対策できるということです。
今年は、寒くなる前に準備を始めてみませんか。
※この記事は私自身の体験をもとにしたものです。体質や体調には個人差がありますので、気になる症状がある場合は医師や専門家にご相談ください。

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