白砂糖をやめようと決めても、チョコレートだけはどうしてもやめられない。そんな方は多いのではないでしょうか。実は、やめる必要があるのはチョコレートそのものではなく、その中身かもしれません。市販の板チョコの原材料表示を見ると、カカオよりも砂糖のほうが先に書かれているものが少なくないのです。私は白砂糖をやめる暮らしの中で、カカオバターとカカオパウダーからローチョコレートを手作りし、Watashi no jikanという屋号で販売するようになりました。この記事では、ローチョコレートとは何か、普通のチョコとの違い、選ぶときに見るポイントを紹介します。読み終わる頃には、チョコレートを我慢する理由がひとつ減っているはずです。
バレンタインや、自分へのご褒美、友人へのギフト。チョコレートを選ぶ場面は、日常の中に案外たくさんあります。そのたびに「今日は特別だから」と、白砂糖のことをいったん脇に置いてしまう。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
一般的なチョコレートに白砂糖が多い理由
カカオそのものは、驚くほど苦みが強い食材です。板チョコとして誰でもおいしく食べられる甘さに整えるために、白砂糖が使われています。加えて、原材料表示を見ると、高価なカカオバターの代わりに植物油脂を使い、コストを抑えているものも多く見られます。
その結果、原材料表示の1番目や2番目に「砂糖」がきて、カカオマスやカカオバターがそのあとに続く、というチョコレートが売り場にはたくさん並んでいます。「チョコレート」という同じ名前でも、中身の設計はかなり違うのです。
白砂糖をやめる暮らしをしていると、お菓子作りの砂糖はてんさい糖に置き換えられても、市販のチョコレートだけはどうしようもない、でも食べたいという壁にぶつかります。これが私が自分でチョコレートを手作りするようになったきっかけの一つでした。
白砂糖入りのチョコを選びがちな3つの理由
1. 選択肢を知らないから
スーパーやコンビニに並ぶチョコレートのほとんどは、白砂糖と植物油脂が中心の作り方です。それ以外の選択肢があることを、そもそも知る機会がありません。「チョコレートをやめる」か「気にせず食べる」かの二択しかないと思い込んでいるだけで、実際には材料の設計が違うチョコレートも存在します。
2. 「チョコ=甘いお菓子」だと思い込んでいるから
甘さの強さと、おいしさを同じものだと感じてしまいがちです。カカオ本来の風味や香りに意識が向くと、必ずしも甘さがなくても満足できることに気づきます。
3. 高カカオ表示だけで安心してしまうから
「カカオ○%」という表示があると、それだけで体にいいものだと感じてしまいますが、カカオ分が高くても、残りの部分に白砂糖や植物油脂が使われていることはよくあります。表示の割合だけでなく、原材料の並び順まで見る人は多くありません。
この3つに共通しているのは、「知らなかっただけ」ということです。がまんが足りないわけではなく、単純に比べる機会がなかっただけ、というのが私自身の実感でもあります。
ローチョコレートは何が違うのか
ローチョコレートは、精製した白砂糖を使わず、カカオバターとカカオパウダーを中心に、低温で仕上げるチョコレートのことです。甘みに使っているのは白砂糖ではなく、アガベシロップかメープルシロップ。どちらも植物からとれる天然の甘味料です。そこに食塩をほんの少しだけ加えています。塩を入れると、カカオの香りが立って、甘さの輪郭がはっきりします。
ローチョコレートは低温で調理されるため、カカオの本来の香りや栄養が残っています。白砂糖を使っていないので、血糖値の急上昇を防ぎ、ダイエット中でも罪悪感なく食べていただけますし、リラックス効果や整腸効果、美容にもいいと言われています。私は、Watashi no jikanという屋号で、ネットショップとマルシェの出店でローチョコレートの販売をしています。店舗は持たず、和歌山を拠点に、すべて一人で丁寧に作っています。
材料を自分で選べるということ
手作りしている一番の理由は、材料を1つずつ自分で選べることだと思っています。大きな工場で大量に作るチョコレートは、コストや保存性の都合で、白砂糖や植物油脂を使うことが多くなりがちです。それ自体を責めるつもりはありませんが、私は自分で作る分だけでも、カカオバターとカカオパウダー、アガベシロップ(またはメープルシロップ)、そして少量の食塩という、原材料の少なさにこだわっています。乳製品は使っていないので、ヴィーガンの方にも食べていただけます。
何を、どれだけ使っているかを、作っている本人がすべて把握できる。これは、お客様の安心にも繋がると思っています。
チョコを選ぶときに見るポイント
普通のチョコとローチョコレートの違いを、表にまとめました。
| 一般的なチョコ | ローチョコレート | |
|---|---|---|
| 主な甘味料 | 白砂糖 | アガベシロップ、メープルシロップなど |
| 主な原材料 | 砂糖・カカオマス・植物油脂 | カカオバター・カカオパウダー |
お店で選ぶときは、次の2点だけ確認してみてください。
- 原材料表示の1番目が「砂糖」ではなく「カカオ」から始まっているか
- 「準チョコレート」という表記がないか(カカオ分が低く、植物油脂が多く使われていることが多い表示です)
この2つを見るだけで、同じチョコレート売り場でも選べるものが変わってきます。プレゼントなどを選ぶときも、パッケージのかわいさだけでなく、裏の表示を1行見る。それだけで、渡す相手への気づかいがひとつ増えます。
まとめ
チョコレートを我慢する必要はありません。中身の設計が違うものを選べばいいだけです。白砂糖の代わりにアガベシロップやメープルシロップを使い、カカオバターとカカオパウダーで仕上げたローチョコレートを、私はWatashi no jikanという屋号で手作りしています。私以外にもローチョコレート屋さんはたくさんあるのでぜひ見てみてください。
「特別な日だから」と白砂糖のことを脇に置かなくても、選び方さえ知っていれば、チョコレートは我慢する対象から外れていきます。原材料表示の1行を、ぜひ見てみてください。
▶ Watashi no jikan のローチョコレートはこちら:公式サイトを見る
白砂糖・乳製品不使用。カカオと天然の甘味料だけで仕上げたローチョコレートを手作りしています。
▶ あわせて読みたい:てんさい糖・きび砂糖・アガベの違いと使い分け
料理やお菓子作りで使う甘味料を、ふだんどんな場面で選び分けているかをまとめています。
※この記事は私自身の体験をもとにしたものです。
体質や体調には個人差がありますので、気になる症状がある場合は
医師や専門家にご相談ください。


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